生命・環境科学部「環境科学科」

環境は今が一番面白い

学生へのインタビューvol-1

ーー麻布大学に入学したいと思ったきっかけは何ですか?

飯島)小さい頃から生き物が好きでした。加えて、高校では科学全般にもおもしろさを感じていて、“生物”と“科学”で学べる場所がないかなと思ったときに、麻布大学に『環境科学科』というものがあると知り、興味を持ちました。

ーー生き物を好きになったきっかけは?

飯島)最初は、オーストラリアガマグチヨタカという鳥が好きになりました。多摩動物公園にいてひと目惚れしたことがきっかけです。オーストラリアに生息している鳥なので、いつか行ってみたいなと思っています。

ーー入学してみてどうですか?

飯島)「楽しい」というのが一番の感想です。ベースとなる学問の基礎も1年生でしっかりやってくれますし、受験で使わなかった分野もフォローすることができます。2年生になり、ICP質量分析計など高額な機械も使いながら実習ができたり、この学校でしかできないことができているのは嬉しいです。

ーー飯島さんは、ジェネラリスト育成プログラムという制度を活用して、1年生の後期から研究に参加されています。普通は3年生から研究を始める人が多いと思いますが、なぜ「早くから研究に参加したい!」と思ったのでしょうか?

飯島)大学生と言えば“研究”というイメージがあり、早い段階からやりたいなと思っていました。僕は現在、気候変動と生き物の関係について研究している研究室で『桜の開花と気候変動の関係』について調べています。
気候変動に興味を持ったこともそうですが、授業を受ける中で担当の先生からいろいろ教わりたいと思ったこともこのプログラムを選んだ理由の一つです。

ーーいま関心のある研究内容について教えてください。

飯島)桜の開花は、「冬に寒い日が続くと目覚めて、春に温かくなるとだんだん芽が成長していって開花する」というものなのですが、それが気温との関係でどのように変化するのかを予測します。すでにあるモデルは、1953年から現在までのデータをもとに作られているのですが、今年の開花はかなりズレました。そうした理由を突き止めたり、新しい解析方法がないかということを模索しています。

ーー飯島さんは、将来目指しているものはありますか?

飯島)将来は高校教員になりたいと思っており、教職課程も受講しています。生物学や科学に関わっていきたいと考え、教員という職業を目指すようになりました。教員免許も取得でき、なおかつ環境について学べるこの麻布大学は僕にとってピッタリの学校だったなと思います。

ーー高校生に向けてメッセージをお願いします!

飯島)麻布大学のいいところとして、勉強をサポートしてくれる「チューター制度」があります。主に1年生が利用する、生物·化学·物理·数学の不安なところを個人で教えてもらえる制度で、無料なのでぜひ使ってほしいと思います。大学に入って研究をしっかりやろうと思う中、受験で使わなかった科目は抜けてしまいがちですが、ここでは大学に入ったあとでもしっかりと学び直すことができます。
こうした手厚い制度もあるので、安心して受験勉強に打ち込んでほしいなと思います。

ーーありがとうございました!