生命・環境科学部「環境科学科」

環境は今が一番面白い

培養細胞を使って環境中化学物質の毒性をさぐる

研究室 Pick UP!! 環境衛生学研究室

”エコトキシコロジー” という研究分野

 カドミウム、有機水銀、ダイオキシン、亜硫酸ガス etc.・・・。これらは50年以上前、日本で重大な環境問題を引き起こした有害な化学物質です。現在は国や企業の対策が進み、日本の生活環境で、これらの化学物質が人体に対して影響を及ぼすレベルで検出されることはほとんどありません。一方で、私たちの周りにある化学物質の中には、まだ毒性の有無がはっきりしていないものも数多く存在します。環境中に存在する化学物質の “毒性” を評価・検出する研究分野を環境の「エコ」と毒性学の「トキシコロジー」を合わせて 「エコトキシコロジー(ecotoxicology, 環境毒性学)」 といいます。環境衛生学研究室では、培養細胞を使って環境化学物質の毒性をさぐる研究を行っています。